借家を改築して開業したカフェの庭を設計しました。町でよく見かけるヒイラギナンテンやアジサイといった身近な植物を用いながらも、サイズや樹形の違いによってメリハリを持たせました。一松模様の駐車場は、金鏝仕上げと洗い出し仕上げを取り入れて、リズミカルな雰囲気を演出しています。芝生の広場は、ワークショップを開いて地元の子どもたちと一緒に作ったものです。カフェの2階からは庭全体を見下ろすことができます。

横長の対象地にコンクリート平板を敷き詰めて、庭を回遊できるプロムナードを作りました。年に4回管理が必要だった芝庭を撤去し、既存木に加えて新たにフェイジョアを植栽。足元には、木々の実や葉の色合いを引き立たせる多年草を植えています。散策するときも、お手入れをするときも、さまざまな角度から四季折々の変化を味わうことができるお庭です。